偉大な人生だったなぁ‥‥
まだ、フレディに浸りきっている管理人です。
いままで、曲は聴いていても、彼の人生とか曲の歴史といったことに関心がなかったのですが、ちょっと調べてみたら、すごい人だったんですねぇ。
今、QUEENの最後のオリジナルアルバムと言われている「MADE IN HEAVEN」を聴きながら、これを書いています。
ボーカルとして最高峰にあったと言われる晩年のフレディの声を中心に、新たにリメイクしたものだそうですが、病魔に冒されていたと思えない伸びのある高音に、ほれぼれしています。
でも、このレコーディングをしている時には、もう、彼は文字通りヘブンの住人となっていたのかと思うと、切ないですねぇ。
このアルバム自体も発表されたのは10年前なのですが、ちっとも古さを感じさせないサウンドです。
私はあまり音楽に詳しくはないので、精通しておられる方には、いろいろ突っ込み所もあるのでしょうけど、私には彼の生き様と共に、素晴らしい作品に思えます。
80年代半ば、フレディがエイズであることを公表した時には、センセーショナルなことだったんだろうと思います。
当時の事情など、よく覚えてはいないのですが、エイズが騒がれ出したのがこの80年代の初頭だったというから、彼が公表したころはまだ、大変偏見の多い病気だったのじゃないかな。
それを思うと彼も彼の周囲の人達もすごい偉業を成し遂げたんだなぁと思わずにいられません。
このアルバムの中に、マザー・ラブという曲があるのですが、彼が最後にレコーディングしたのがこの曲だとされてるです。この歌詞の中にどきっとするフレーズが幾つかあるのです。
「I want is the comfort and care 欲しいのは、安らぎと思いやりだけ‥」
「my hope is gone 希望は消え去った‥」
「I long for peace before I die 死ぬ前に安息が欲しい‥」などなど、来るべき死を予感した歌詞とも思えますね。
このアルバムがフレディの死後4年もたって製作されたのは、彼の死をメンバーの一人一人が受け入れ消化するのに、それだけの年月が必要だったと言われています。それほど、フレディの存在は大きいものだったのでしょう。
# by kiriko_b | 2005-11-28 18:47 | music