MEGADETH‥‥

初めて彼らのサウンドに接した時、鳥肌がたったのを覚えています。
それまで、まったりとした16ビートの世界ばかり聴いていたのですが、スピードと激しさ、怒りと情熱。破壊の上の破壊‥
丁度自分自身にも行き詰まりを感じる年頃で、粋がりたい時でもあったので、すっかり自分もワルの顔をして歩いていたものです。(笑)

今思えば、親はどんな気持ちで娘を見ていたのでしょうねぇ。
いい年をした娘が鋲打ちのつなぎに、じゃらじゃら鎖をぶら下げていましたからね。
小柄な私では様にならないのですが、本人はすっかりその気でした‥(爆)
ヘビーメタル全盛の時期でした。
その頃は米国に激しく憧れていて、いつか行くんだって思っていた。(笑)
でも、実際は気が小さい方で、とてもメガデスのライブなんか行けなかったと思う。自分にないものへの憧れですかね。

私はもちろんデイブのファンでした。
まわりからは、怖いと評されていましたが、彼が顔を歪めて歌うところが、なんか可愛く思えていました。
彼自身アルコール依存症にマリファナやLSD、クラックの常習者で、めちゃくちゃでしたが、世の中がドラッグの恩恵を受けていた時代でもありましたね。
彼らが日本公演するって時は興奮しましたけど、見かけによらずシャイだったので、追っかけができなかった。
ヘビメタの追っかけなんて‥ふんって顔して追っかけの子を見てたけど、本当は羨ましかったですね。

彼らとドラッグは切り離せないものですが、当時、日本では今ほどドラッグが当たり前ではなかったので、ひょっとしたら私は救われたのかも‥‥
今はすぐに手に入るので困りますね。ちょっとした挫折でも、すぐ手を出したくなるでしょ?でも、挫折は若いころにはつきものですものね。
私は特別な人間ではなかったし、フツーの地味な女子だったし、それでも酷く落ち込むことはありましたからね。
それにしても、私がヘビメタに惹かれたのは、今ならよく分かります。
だって、ゲイ臭がぷんぷんするじゃないですか‥‥爆
ライブなんて精神的SEXそのものですよねぇ。



某レンタル店様がアルバム5枚で1000円のキャンペーン中だったもので、思い出の曲を幾つか借りてきたのですが、このごろ昔のことが何かと懐かしく思われる管理人です。
これって老化してるってことかしら‥‥(爆)

  by kiriko_b | 2005-12-05 18:32 | music

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